01.中野区でボロボロの空き家を買ってみた。

我が家の家づくりの目標は、中野区(主人の実家の近く)に3000万円以内で、面白い家を持つことでした。
ボロボロの再建築不可、借地の二重苦の空き家を購入し、リノベーションをした所、雑誌の掲載をきっかけに、渡辺篤史の建物探訪、辰巳琢郎の家物語に出演しました。
現在は住み始めて1年ちょっとですが、ロケ隊の方々がロケ地の候補地選びに我が家にいらっしゃいます。

我が家の家づくりを、紹介させて頂きます。

私:女性、一級建築士事務所を運営しています。4歳、7歳の男の子の育児中です。
主人:一級建築士、会社員

主人の考え:家は3000万円以内がいいな~。
高いローン組みたくないし、子供にこれから教育費がかかるし、とにかくローンに縛られる人生なんていやだ!
通勤に時間をかけたくないから、30分以内が良い。
面白い家が良いな~。
主人の実家(中野区)の近く(義母が徒歩で遊びにくる為)。

かなりわがままな条件に思えたのですが、主人はなぜかできると思い込んでいました。
しかし、主人は多忙な会社員。実行するのは私です。

予算が3000万円とは、我が家は当時68㎡ 2LDKの賃貸マンションに住んでいました。
同じ広さで新築マンションを買おうとすると、近所で5500万円以上でした。
南向きだと、6000万円近くです。
とても買えません。中古のマンションでは、築年数にもよりますが、4000万円ぐらいでしょうか。

買えません。戸建ての建売はもっと高いです。

そんな時見つけたのが、再建築不可、借地の格安物件です。
敷地面積140㎡、隣地は西側しか家がなく南、東、北側は開放的。価格は1000万円ちょっと。
3000万円以内で家をなんとかする為には、これしかないと思いました。

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