日本家屋の素晴らしさ

11.日本家屋の素晴らしさ

日差しが強い季節になってきました。
40歳を過ぎて感じる事が、明るすぎる部屋にいると、居心地が悪いのです。
そして疲れるのです。

日本家屋は、ちょっと暗い印象があったのですが、実際に住んでみると、丁度良いのです。
部屋の中は、少し暗くて、視線の先が明るい。

光と、影が、美しいのです。

軒が出ているので、冬以外は、直射日光が部屋に入りません。

2Fのバルコニー屋根のポリカは、光の透過率30%以下の乳白色なので、
リビングダイニングも、明るすぎず、丁度良い明るさになります。

私は、建売会社の会社員だった頃、軒の無い家ばかり作ってきました。
明るい事が、全て良い事だと思っていました。

隣地との境が無かったり、会社の方針でもありますが。
そのような家を100棟以上設計しました。
設計士として、若すぎたなと今は思います。

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